◎インドのパタク博士が受賞 ストックホルム・ウオーター・プライズ
インドのスーラブ公衆衛生運動創始者であるビンデシャワル・パタク博士が25日、2009年のストックホルム・ウオーター・プライズを授与された。
スーラブ国際社会サービス機関の創立者であるパタク博士は、インドその他の国々の公衆衛生の改善や社会的な進歩、人権向上などを目指した幅広い活動で世界的に知られる。これまで、公衆衛生技術、社会的活動、インド国内で数百万人に保健教育を施すなどの業績があり、世界のNGO団体、公衆衛生活動のモデルとなってきた。
スーラブ公衆衛生運動を1970年に創始して以来、博士はスラム街や地方の村落、都市の人口密集地区で使われていた不衛生なくみ取り便所に対する社会意識を変えることに取り組むとともに、費用がかからないトイレ・システムを開発し、数百万人の日常生活と保健面の改善を果たしてきた。また、くみ取り便所から人糞を人手でくみ取る従来の方法を止めると同時に、それに従事していた人々とその家族の権利も守って経済的機会や人並みの生活水準、社会的地位を得られるように活動を続け、この活動は現在も続けられている。
ストックホルム・ウオーター・プライズ委員会は受賞理由として「パタク博士の業績は、一人の人間がいかに数百万人の人々の生活水準向上に貢献できるかを示す驚くべき実例のひとつだ。社会環境の面で驚くべき結果を残すにあたって、博士の指導力は広範囲な人々、特に博士の努力の結果人間の尊厳の自由を確保した人々によって認められている」と指摘した。
パタク博士は今年8月の世界水週間中にストックホルムにおけるロイヤル・アワード式典・夕食会で2009年ストックホルム・ウオーター・プライズを授与される。
▽ストックホルム・ウオーター・プライズについて
第1回の授与は1991年で水関連の活動での優れた成果に対して授与される世界で最も知られる賞である。ガラス製の彫像と賞金15万米ドルが授与される。
スウェーデン王立科学アカデミーが受賞対象者を決める国際委員会を任命。指名された人々の業績調査を行い、受賞候補者を選ぶ。ストックホルム市の協力の下に、スウェーデンおよび国際的企業がこの賞を創設し、ストックホルム国際水研究所が受賞プログラムを管理する。
ストックホルム・ウオーター・プライズの後援者はスウェーデンのカール16世グスタフ陛下である。
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Portrait of Dr. Bindeshwar Pathak
(photo credit: Sulabh International Social Service Organisation)
Stockholm Water Prize sculpture
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